ユニバーサルデザイン賞会度

みやこユニバーサルデザイン賞

「みやこユニバーサルデザイン賞」は、京都市が平成18年度(2006年)から実施している、ユニバーサルデザインに基づいた優れたアイデアや活動を表彰する制度です。年齢・性別・国籍・心身の状態にかかわらず、誰もが使いやすい社会の実現を目的としています。

2014年度の一般取組・企画部門の募集テーマは「京都のおもてなし」でした。このテーマは、まさにユニーズの活動に通じるものがあり、応募する意義が十分にあると考えました。

書面審査を経て一次審査を通過し、二次審査でのプレゼンテーション(説明会)に臨むことになりました。発表までの準備期間はわずか2週間。発表原稿の見直し、スライドの作成、当日の発表者とのタイミング調整など、会員のみなさんの協力のもと、短期間での準備をなんとか整えることができました。

本審査では、約10名の審査員を前に15分間のプレゼンを行いました。内容は以下の3つの柱に絞りました。

  1. ユニーズのめざす理想
  2. 『おこしやす京都』の取り組み
  3. これからの京都にあってほしいこと

発表のポイントとしては、

  • 京都市民が、一ボランティアとしてリレーのようにバトンをつなぎながら、視覚障がい者の目的を達成する支えとなること
  • 「アイヘルパー」を担うことは手段であり、それ自体が目的ではないこと

といった点を強調しました。

質疑応答では、「見えない人が観光ってできるの?」「京都までは誰かが付き添ってくるの?」といった質問が審査員から出され、視覚障がい者の観光や移動に対する社会的な認識の壁も感じさせられました。

最終的に「ユニーズ京都」は、一般取組・企画部門において奨励賞を受賞しました。同部門のほかに「青少年アイデア部門」などもあり、多様な取り組みが評価される場となっていました。

ページの先頭へ