☆担当アイヘルパーは、講座で使った資料を基にもう一度事前学習しておきましょう!
1.活動日以前
- 窓口から担当決定の連絡があれば、依頼者からの申し込み内容をしっかり熟知しておいて下さい。
また、依頼者の氏名や連絡先(電話・アドレス)等もお伝えします。
行き先等について自分で入手できる範囲の情報を得ておけば、気持ちに余裕を持って活動できます。
(ユニーズ京都として、報告書などをベースに活用できる資料を作成中) - 活動前日までに、待ち合わせ場所・時間などの確認のために、依頼者に担当アイヘルパーへ連絡するよう伝えておきます。
もし、連絡がない場合には、直接依頼者に電話やメールで待ち合わせ時間や場所などの確認をして下さい。 - 活動内容についての疑問点があれば、迷わず窓口に問い合わせして下さい。
- 盲導犬の排泄は各盲導犬協会により異なり、袋を使う所もあれば、シートの上にさせる所もあります。
また、土の上でないと出ないという犬もいますので、事前に聞いておけばトイレ場所などを調べておくこともできるでしょう。
2.活動当日
- 天気予報にも気をつけ、雨降りの際の準備をして下さい。
(二人で一つの傘を使うことを想定して、出来るだけレインコートなどの準備をして下さい)
また、日差しの強い日には帽子を準備するなど、体調管理にも十分気を付けて下さい。
なお、自分のカバンやリュックには、「アイヘル七つ道具」を入れておくと便利です。
(例えば、携帯用傘、レインコート、バス・鉄道路線図、飲み物、あめ、メモ帳、タオル、携帯電話など) - 当日、待ち合わせ時間には遅れないよう、余裕をもって自宅を出発して下さい。
特に、複数で関わる場合は相互の事前連絡調整をするために、10分程早めに集まるようにして下さい。
(出来れば前日までに、担当アイヘルパー間で大筋の確認をしておく事) - 活動する際には、「アイヘルプ」の表示プレートを必ず下げて行動して下さい。
両手は空け、荷物は背負ってください。 - 依頼者との待ち合わせや見送りは、JRなどの交通機関なら改札口、ホテルなどの宿泊施設ならフロントになります。
そこから先は、それぞれの職員やスタッフのサービスエリアです。 - 依頼者と会ったら「ユニーズおこしやす京都の・・・です」とはっきり声に出して、握手しながら挨拶して下さい。
視覚障がい者はアイヘルパーの背丈や雰囲気を感じ取ります。 - 協力金の支払い方や額については、事前に窓口から依頼者へ連絡します。
直接手渡しの場合、出会いの挨拶が終わったら、依頼者に「協力金をお預かりします」とはっきり言って、会の領収書と引き替えに預かっておいてください。 - 最初に、アイヘルパーの左右どちらの腕を持つのが良いかを尋ねて下さい。
また、弱視の人の見え方は様々です。
どのようなサポートが必要なのか、相手に尋ねてから関わるようにして下さい。 - 出発前に、依頼者にトイレ使用の希望があるかどうか声をかけておきましょう。
- 同じ場所に戻って来る場合は、荷物はできるだけロッカーに入れておくよう、依頼者に言って下さい。
視覚障がい者は、白杖とアイヘルパーの腕を持つことになり両手がふさがるので、荷物は最小限にしてもらって下さい。
但し、行き先でお土産を買う予定があるなら、収納できるリュックなどを持参するよう依頼者に言って下さい。 - 視覚障がい者に一人で待ってもらう場合は、簡単にその理由を言って、壁際など安全で位置関係が確認できる場所で待ってもらいましょう。
戻って来たら、すぐに声をかけて下さい。
雑踏の中では軽く腕などに触れながら声かけして下さい。 - 観光シーズンや交通事情によっては、路線バスよりも地下鉄を使った方が容易に移動しやすいことがあります。
- 盲導犬ユーザーと一緒に電車・バスに乗車した時やお土産を買う時など、盲導犬を何処に伏せさせたら良いか、その状況を視覚障がい者に伝え、一緒に考え決定して下さい。
- 足元ばかりに気を取られず、看板など上部の障害物にも気をつけて下さい。
- 階段の昇降、乗り物の乗降の際は、アイヘルパーが半歩先を歩き、視覚障がい者には白杖で確認してもらって下さい。
- 階段・エスカレーター・エレベーターの使用については、依頼者の意向に沿ってサポートして下さい。
アイヘルパーの判断で決めつけない様にしましょう。 - 空席の長椅子に座ってもらう場合は、左右どちらかの端にすれば、後から来て座られる方への気遣いをしなくてすみます。
- 飲食をする場合に、背の高いコップやテーブルの端に置かれたスプーンなどは、不用意に触れて倒したり落としたりしないよう、位置を確認しながら実際に触れて確かめてもらいましょう。
- 依頼者から金銭を預かることは、よほどの事情がないかぎりしないでください。
- 代筆は、依頼者がお土産を買う際、送り先を書いて欲しい旨頼まれる場合には対処しますが、しかし、ホテルなどが求める場合は、ホテル側が必要としているものであり、ホテル職員に委ねましょう。
- 店員がお客である視障者でなく、傍にいるアイヘルに話しかける場合には「お客様はこちら、私は眼の変わり」とはっきり伝えてください。
- 依頼者が遠慮して言えなかった事を口に出してもらえるよう、「京都へ来られて、何か心残りの事はありませんか?」と声かけを心掛けましょう。
- お土産を買うのを手伝う際、食べ物、身につける物、飾る物など、絞り込んで聞くと良いでしょう。
- 点字メニューや点字パンフレットの有無を依頼者と一緒に訊ね、その結果報告なども報告書の中に書き加えてください。
- 依頼者の申し出などにより、活動時間が午後5時を過ぎる場合があります。
このような場合には、すぐに窓口・代表に事情を報告してください。
窓口・代表から協力金の追加を依頼者に直接申し出ることがあります。
追加協力金についても同様の扱いで預かっておいてください。 - 交通費の割引は、鉄道会社により異なりますので、事前に調べるか、駅員に直接確認する様にして下さい。
また、身障手帳の等級によっても異なりますので注意して下さい。 - 計画変更を余儀なくする場合には、あくまで依頼者の意思を尊重して変更して下さい。
アイヘルパーの独りよがりな判断を押し付けない様にしましょう。
また、大幅な変更をした場合には、必ず窓口へ連絡して下さい。 - 活動終了後の報告書に必要な項目なので、行程(ルート、時間、乗り物の種類など)や依頼者が負担した費用などをメモしておいて下さい。
- 関係団体・機関などへのレポートに活用することがありますので、安全面などの問題がなければ、活動中の写真を撮っておいて下さい。
- 活動完了時(依頼者を送り届け、アイヘルパーが帰宅)、窓口へその旨連絡して下さい。
3.活動終了後
- 活動後、速やかに一定書式に沿った報告書をユニーズ代表宛に提出して下さい。
報告書を作成することにより自らの活動を見直すことができ、今後のアイヘルパー活動に生かせる資料ともなります。 - 活動終了後には速やかに依頼者の連絡先(電話・アドレス)を消去して下さい。
この活動以外に用いるようなことがあれば、本人に注意した上で聞き入れられない場合には、所定の手続きを経て会員の資格を抹消する事があります。 - アイヘル活動中に、直接次回の依頼などを受けるような事があるかもしれませんが、改めて窓口への申し込みが必要である旨伝えてください。
- 依頼者から預かった協力金については、原則として郵貯の下記口座にご送金ください。
協力金と交通費の差額については、アイヘル会計担当に容易に解る報告をしてください。
アイヘルパーの郵貯口座
記号 14490
番号 43115421
名前 ユニーズ京都
番号 43115421
名前 ユニーズ京都
また、自宅←→送迎場所までの往復交通費については会から郵貯を使ってお支払いしますので、最寄り駅を書いてください。
報告書の中の協力金および交通費についての記入により、差引額をおこしやす会計との間で調整してもらうことも可能です。
☆視覚障がい者に楽しく・安全に京都を満喫して頂けるよう、我々アイヘルパーも、楽しみながら同行しましょう!
ユニーズ 「おこしやす京都」の連絡先窓口
TEL:090-1136-0548 (お・こ・し・やす)
E-mail:you-okoshiyasu@ezweb.ne.jp